ありふれた街のすみっこ
名前の無い僕らはきっと
気付かれず傷つかないように
同じ早さで歩いていくのさ
見え透いた場所からスタート
どこにでもあるような末路
目を逸らしても立ち尽くしていた
黄色い線の内側で
またひとつ刻まれた
針の裏でほら
誰が見るでもなく
それは息をしていた
軋みながら 歪みながら
回る歯車のひとつでも
それらは今 重なり合い
何かを動かしていける
次の一秒を刻むため
昨日見た夢の続きを
明日もまた見れるだろうか
そんなこと考えていたら
見失ったものばかりさ
悲しい記憶と 不安な未来に
怯えて今日も逃げ惑うけど
並んだ二つの力で針を
回していけるから
軋みながら 歪みながら
回る歯車のひとつでも
僕らは今 重なり合い
何かを動かしていける
壊れ果てて 取り替えられ
いずれ捨てられるとしても
それでもまだ手を取り合い
何かを動かしていける
昨日も明日でもない
ただこの瞬間に
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